12 / 06

自分に合った仕事の本の読み方

毎月何冊もの仕事関係の本を浴びるように読む人がいるが、個人的には、常に脳みそが情報でヒタヒタになっているところに浸み込む気がしない。たとえ、浸み込んだとしてもすぐに次の情報を浴びるから、芯で理解する前に上書きされてしまう。人それぞれ自分に合った本も読み方があるということを前提に、僕自身に合った読み方は以下。(本を読んでも読んでも実践に結びつかないという方は試してみてください。)

 

 

 ① 課題に直面する。
お客さんへの提案書を作る際に、「解決するために何が必要だろうか?」と何度も自分を疑い、脳みそがカッスカスになるくらい絞りあげる。

 

 ② ヒントを探す。

その中で「こういうものがあったら良いかも」と紡ぎだしたヒントをもとにネットで調査。(常日頃からフィードやSNSで情報収集している中から拾い出したりも)

 

③ ネットで調べて、提案書に盛り込んで組み立ててみる。

複数のサイトから情報収集し、それがどういうものかを知り、提案書に盛り込む。(ネットの利点は、タイムラグがないことと、良くも悪くも様々な情報で荒れているのが良い)

 

④ プレゼンのシミュレーションを行い、ツッコミどころを探す。

それをもとにプレゼンのシミュレーションを行い、「こう突っこまれたら説明できん」という部分が多々あることに気づく。(だいたいこの部分が、提案のキモだったりする)

 

⑤ それ関係の本を3冊程度読む。

ここで初めてより理解度を高めるために、それ関係の本を数冊買う。一冊の本で解決することは無く、3冊くらい読めば軸と大枠をだいたい理解できたと感じる。(脳みそがカッスカスの状態で読んでいるから吸収率はとても良い。)

 

⑥ 提案書を改善し、プレゼンへ。

タイムリミットが近づく中、再度提案書に盛り込み直し大幅改善へ。また、本で答えを得る前にしっかり悩んでいるので、それらが繋がり、どの本にも載っていないものになったりもする。

 

⑦ プレゼン後の反省。

提案が通ったにしても、初めてプレゼンに盛り込んだものは、粗が目立つし、質が低かったりと反省点が尽きない。より効果的なものになるように、その後の実践ごとにブラッシュアップ。

 

 

まとめると、目の前の課題を解決するために、タイムリミットを感じながら実践に実践を重ねる中で、本を読むことが大切なのかなと個人的には感じる。情報を浴びただけの「知っている」と、頭から湯気を出しながら「実践した」の間には、確実に天と地ほどの差があると思う。

 

11 / 04

すべてが真逆

最近、ちょっとした会合があり、そこで出会う人出会う人(経営者や上層部)が立て続けに口を開けば、「売りたい、売りたい」「売上、売上」「儲けたい、儲けたい」ばかりでウンザリした。上の人がそれ一辺倒(他の指標なく)だと、下につく人は苦しいだろうなぁ。
 
 
恋愛に例えれば、“モテたい、モテたい”“ヤリたい、ヤリたい”と言い触れ回っているモテナイ君となんら変わらない。満ち足りてないから欲求が異常に爆発しまくってて、それが余計に相手を遠ざける。
 
そんな方々には、TBSドラマ陸王!
 
 
まず、自分は何者でどのような魅力を持っているのかを理解したうえで、誰が好きなのか?その人は何を求めているのか?その人は自分に振り向いてくれるのだろうか?ダメなのであれば振り向いてもらうためにどのように自分を磨くのか?そして、その人に対し、どういうシチュエーションで、何をどのようにプレゼントしたら自分の想いが伝わり、そして喜んでくれるだろうか?
 
 
その結果、振り向いてもらえ、付き合いが始まり、その先のこともセットで付いてくるのだと思う。
 
すべてが真逆。
 
そんな方々には、TBSドラマ陸王!
日曜9時放送!
 

10 / 10

無形なコトの進化

この土曜日は、小学校の参観日だった。印象としては自分たちの頃の参観日とは概念が違うというか、授業自体がまったく別物の感じ。

 

以下、昔 → 今

  • 授業を受ける → 授業に参加する
  • 単独的 → チーム的
  • 静かにする → とにかくアクティブに
  • しっとりと退屈 → テンポとリズム感(展開が早い!)
  • 何となく終わる → 先生が今後の目標達成を公約
  • 親は傍観者 → 親も参観

 

一言で言えば、明るい軍隊みたい(良い意味で)。ヤンチャな子も上手く転がされ授業にのめり込んでいるし、おとなしい子も積極的に発言・行動しないといけないので、皆楽しそうで、あっという間に一時間が経つ。

 

北風と太陽で言えば、明らかに太陽の手法。担任の先生のスキルや人間性が大きくものを言うのだろうが、正しいだけの規定や方針を策定し、見えない鎖で生徒をまとめる北風の手法より断然効果的。(北風も正しいのだけど形式が古い感じが否めないし、そこから出てくるにもの全般に輝きを感じられない。)

 

有形なモノに進化があるのは誰にとっても明らかに分かるが、無形なコトの進化は見えにくい。(WEB上での手法や表現なんかも同じことを伝えるにしても、5年前の手法や表現では古臭く、野暮ったく映ったりする。)今回は、授業のあり方についての認識がアップデートした感じ。

 

特に、四年生の方はクラス全体での問題への対応力やスピード感に驚かされる場面もあり、先行き明るいとは言い難い日本の未来に少し光を見た。