授業のあり方

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無形なコトの進化

この土曜日は、小学校の参観日だった。印象としては自分たちの頃の参観日とは概念が違うというか、授業自体がまったく別物の感じ。

 

以下、昔 → 今

  • 授業を受ける → 授業に参加する
  • 単独的 → チーム的
  • 静かにする → とにかくアクティブに
  • しっとりと退屈 → テンポとリズム感(展開が早い!)
  • 何となく終わる → 先生が今後の目標達成を公約
  • 親は傍観者 → 親も参観

 

一言で言えば、明るい軍隊みたい(良い意味で)。ヤンチャな子も上手く転がされ授業にのめり込んでいるし、おとなしい子も積極的に発言・行動しないといけないので、皆楽しそうで、あっという間に一時間が経つ。

 

北風と太陽で言えば、明らかに太陽の手法。担任の先生のスキルや人間性が大きくものを言うのだろうが、正しいだけの規定や方針を策定し、見えない鎖で生徒をまとめる北風の手法より断然効果的。(北風も正しいのだけど形式が古い感じが否めないし、そこから出てくるにもの全般に輝きを感じられない。)

 

有形なモノに進化があるのは誰にとっても明らかに分かるが、無形なコトの進化は見えにくい。(WEB上での手法や表現なんかも同じことを伝えるにしても、5年前の手法や表現では古臭く、野暮ったく映ったりする。)今回は、授業のあり方についての認識がアップデートした感じ。

 

特に、四年生の方はクラス全体での問題への対応力やスピード感に驚かされる場面もあり、先行き明るいとは言い難い日本の未来に少し光を見た。