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複利能力

いろんな会社に出入りさせてもらうなかで、どこの会社にもガンガン伸びるタイプの人がいる。こういうのを一言でなんて言い表せばいいんだろう?と考えていて「複利能力」という造語を当てはめて見た。


単利とか複利とかは金利の言葉が持つものそのままの意味適応で、
単利=「預けた元本のみ」に利息がつく。
複利=「元本+利息」に利息がつく。

 

複利の場合、「元本+利息」に対して利息がつくため、これが長期に渡ると雪だるま式に膨れ上がっていく。伸びるタイプの人って、このイメージに近い気がする。

 

ステップごとや案件ごとに何かしらアイデアやチャレンジを盛り込んで自分ごとにしていく。それが成功しようが失敗しようが、すべては貴重な経験としてポジティブに肉付けしていく。それを毎回繰り返す。短期でみれば、「また、何か要らんことを…」みたいな冷ややかな声を浴びることもあるだろうが、長期になればなるほど伸びの差は大きくなる。

 

複利能力のメリットは、長期に渡るほど「楽になる」「優位になる」ということ。身につけた知恵・技術・能力を元に利息がつき、その全体にまた利息がのる雪だるま式状態。(その逆、マイナスの複利=つまり借金の雪だるま式もあると思う。)

 

複利が良いと感じるのは皆同じだと思うが、要は「どちらのシステムを選択するか?」なのだと思う。結局は、自分自身の気持ちのスイッチを複利にするか、単利にするか。自分の経験を資産運用するか、利息のつかない預貯金するか、はたまた借金するか。

 

そんな言葉で自分を戒めて、年末の業務を乗り切ろうとしています。

 
 

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やっぱり、急がば回れ。

とある人に昔のどんくさい営業話を話したら、どうやら持たれている印象とのギャップが大きくて面白かったようなのでこちらにも展開。

 

昔、今では考えられないような営業アプローチをしていて、あるときガラッとマインドセットを変えてから風向きが変わった話。

 

 

 

当時から下請けする気無し、かと言って人脈なしの状態。とにかく宣伝と営業でなんとかしようと、ホームページ開設やリニューアルを促すDMを作成し、WEB上から拾い集めリストアップしたターゲットへ郵送&テルコールなどやっていた時期があった。

 

勿論ほぼすべて塩対応。少しでも関心がありそうなら、とにかくアポを取り訪問。でも、行ってみたら不在。チラシと置き手紙を残して後日再度TEL。「あ〜…忘れとったわ〜。」だそうな。

 

ちなみに、外出ついでに近隣にも飛び込み営業。勿論こちらもほぼすべて塩対応。その他にも、セミナー開催を受け皿に、テレアポ代行を依頼したこともあったっけ(笑)

 

 

 

また、「営業代行費用を渡すので協力してください」と募れば、協力してくれるのは、「う~ん・・」というような人が、「う~ん・・」というようなお客さんを連れてくる。

 

どうにか契約に至っても、値引き交渉に、未払いに、不躾メールに、音信不通、365日24時間電話対応。(わしゃコンビニか!と何度呟いたことか…)などなど。当時、誰かにお礼なんて言われたことあったかな?(今思えば、それ相応の反応だと分かるのだが。)

 

費用対効果激悪、疲弊、自信喪失。追っかける作業量やお金と成果がまったく見合っていない。。追えば追うほど状況が悪くなる。思考が変な方向に偏っていたので脱却案もなく、それらを何度か繰り返していた。

 

 

 

でも、あるときかなり納得のいかない出来事を受け、「なんで、こんなことやっとんや。」「もう、こんなことやっとれん。」と、すべてを止めて自分を見つめ直しはじめた。

 

そこから、主語の「お客さんのため(と言いつつ自分)」を捨て、当時自分の中にほんの少しだけ存在していた地域社会貢献欲を無理やり拡張し、「地域社会に役立つために、自分に何ができるのか?」と逆算的な意識変革をした。

 

部屋の中をグルグルグルグル回り続けながら、お客さんの先のお客さん(地域社会)が喜ぶイメージを膨らませ、クライアントワークをはじめ、自社サイトなどに構成や提案という形で具体的に落とし込みはじめた。そして、自ずと少しずつ言葉選びや文脈が代わり、行動・活動が変わり、周りの反応も変わってきた。そして、その反応から生まれたつながりが、自分の感覚を急激に成長させてくれたのは間違いない。

 

その流れで、使命やビジョンが共有できそうな会社さんに、数行のメッセージとWEBサイトURLを送った。しっかりとサイトやブログに目を通した上で、こちらの考えを理解・評価してくださり、その上で自社の取り組みも知って欲しいと招待されたりと。目上の大きな存在や繋がりたいと思った人たちにあっさりと受け入れられ始め出したことに「想いはちゃんと届くんだな。」と嬉しい反面、拍子抜けしたのをよく憶えている。

 

 

 

世に転がっている広告手段をお金突っ込んでやった方が手っ取り早いという幻想は、実践してみるとそうではないということは誰もが気付くはず。それ自体が悪いのではなく、「誰に何をどのようにプレゼントし、どう喜ばせたいのか?」という熱や思いが詰まっていないと、理想とする人には届かないし響かない。そして、返ってくる結果は望まぬようなものばかりになる。

 

会社員の場合だと、自分たちが「本当に変わりたい。」と行動し、形や結果を見せなければ、会社は受け入れてはくれない。それができなければ、納得のいかない手段をこのままやり続けるしかない。

 

Q. 「いつまで?」

A. 「おそらく永遠に。」

 

 

「自分の想いを具体化して、共鳴して欲しい人へ直接伝える。」

準備はめんどくさいし、時間かかるし、頭の中はもつれるし、地味で大変だけど、これほどの直球はないと思う。そこから出逢った人たちや生み出された実績は、自分の知らないところで新たなつながりを育んで帰ってきてくれる。

 

必ず。

 

だから結論、

やっぱり、急がば回れ。

 

 

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17年越しの。

先日、長女が興奮を抑えながら、「ねぇねぇ、お父さん、ちょっと見て…」と社会の教科書を見せてきた。「これ、お父さんがやったやつよね?」と見せてきたのは、17年前の2002年に担当したFIFAワールドカップ決勝戦前セレモニーの超巨大富士山バルーンの写真。(「風船工房 匠」在籍時)

 

韓国との関係性をまとめたページで、初の日韓共同の世界的サッカーイベントとして取り上げられていた。いつか子供が大きくなったら、当時密着取材(製作からイベント成功まで)された番組を見せようと思って12年。いよいよ見せる時かと収録したCD‐ROMを探した。(現時点で見つからず・・・)

 

持ち前のローテンションとテレビ局の構成・編集マジックで一見「冷静にプロジェクトを進めるリーダー」的にカッコよく映っているが、イベント規模の大きさと、且つ初現場なのにいきなりリーダーに据えられ、実際のところ何を決めればいいのか、何を準備すればいいのか、まったく右も左も分からないまま本番の日が刻々と近づいてくる不安感でフワフワしてる感じが映し出されている映像だった記憶がある。

 

そんな頼りないリーダーを脇目に、イベントを成功させるために周りの人達がフルパワーで頑張ってくれて当初不可能だと言われたアトラクションも無事成功に終わった。

 

ふ〜、めでたしめでたし。
リーダーは出しゃばらず、チームの力で成功する。まさに理想のリーダー像(笑)

 

当時の自分には、まさか17年後に娘から教科書経由で見せられるとは想像もしてなかった。もしかすると、今やっている仕事も十数年後に孫の目にとまるのかも知れない。