ブランディング 伝言ゲーム

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熱量はどこに消えた?

このところ、叩き上げで一時代を築いてきた経営者さんと話する機会が立て続いたが、話し始めるとエネルギー放出が止まらない。その熱量やスケール、地域社会・業界への貢献度に魅了されまくる。

 

初回面談としては、とにかくクライアントさんに気持ちよく話しまくってもらった方が、諸々理解できるし、後々良い流れになるので非常にありがたい。

 

で、ここで質問を投げかける。

赤松「今、仰ったことの何割程度が自社WEBサイトに反映されていますか?」

社長「う〜ん、1割ないですかね..」

 

はて?この差分はどこに消えたのでしょうか?

 

これらの経営者とヒザを突き合わせて話をすれば、その意義や魅力はビンビン伝わる。でも、その機会を得られる人はごく少量の人に限られる。興味関心フェーズの大勢の人と面談している時間は経営者には無い。

 

なので、ブランディングという『伝言ゲーム』を戦略的に進める必要がある。SNSでの情報発信が力をもつなか、伝言ゲームの『元種』をかっちり据え置いておかないと、伝言の内容は思いもよらない言葉に置き換わり、浸透してしまう。

 

「ホームページ=1広告媒体」との認識を持った経営者はまだまだ多く、経営・営業戦略に携わる人がチーム内に配属されていないこともよくある。そこに対して、WEB業者側もオペレーション気質のディレクターやデザイナーが担当になると、冒頭のような状態になってしまうのは必然のこと。(ここで9割が消える)

 

WEBサイト=経営の写し鏡」

 

これを経営者に理解してもらうことが第一歩。