先日、職業訓練校の修了日に講話をさせていただいた。今回、ご依頼を頂いたのは、破竹の勢い(?)で広島のWeb人材の創出・育成・斡旋を担うパソコンスクールHA*NAさん。
人材不足は広島Web業界も例外ではなく、現場や地域社会との連携に基づいた教育使命を持たれた取り組み・活動をされていることは、現場の人間にとって非常にありがたい。
授業は受け持っていないので、生徒さんとは当日が初顔合せ。技術的なことは半年間みっちりやってこられただろうから、デザインの外側を大枠で話させていただいた。
<講話概略>
・身につけた「手段」をどう「目的」につなげるか?
・そもそも「目的」は何?
・Web業者の社会的役割は?
・クライアントの存在意義と社会的共通価値は?
・固定観念と既成概念の外側(ワークショップ×2)
・就職、現場、成長について
「デザインは、目的を直感的に伝えるための手段」であり、基本やルール通りに作ることがデザインの正解ではなく、課題を解決するという目的を達成できて初めて正解となる。そこからの逆算的で組み立てることでデザインに意義が生まれ、結果的に上達もする。
自分たちのその一手により、クライアントの先のお客さん(地域社会)にコミュニケーションが生まれ活性化したり、誰かの良き人生のターニングポイントになったりする。各自がその一役を担うことを理解したうえで、意義を持って各職場に従事してもらいたいなと思いお話させていただいた。
あとは、矢面に立ってふんばり続ける。数年経って振り返ったときに、自信や誇りといった足跡がしっかり残るように。そのためには、皆さんの大切な今をフルスイングで。
陰ながら応援しております。