とんど2020

01 / 21

とんど 2020

年明け恒例行事、田舎のとんど。
毎年書き初めとともに、昇り竜やら眠り虎やら驚き虎やら、その年のありたい姿勢を描いて飛ばしている。これがきれいに燃えてあがるとその通りの年になる!

 

今年は少しイキった昇り竜を。3年前のものはきれいに昇っていったが今年はどうだろう。

 

〈 結果ファースト 〉

火に歩みよる間際ではらりと落ちて、じんわり燃えつきた。

縁起悪っ。

 

昇り竜を竹の穂先にぬる〜く結びつけてくれた妻は、この一年に起こる良くないことを自分のせいにされてはかなわんと、もう一度描いてこいと。

「描けるか!描いて戻ってきたら火ぃ消えとるわ!」

 

しかしながら、あとで写真を確認したら、昇り竜を逆さにつけてらっしゃる。なので、「下り龍が登らなかった」ということでセーフ、ということに。

 

尚、書き初めの方では、いろんな面で鍛えようということで「鍛」の文字。これは見事に燃え登った。これはまぁ、自分が頑張れば叶うことなので昇ったからといって特に。

 

ということで、今年はイキらず準備を怠らず着実に一歩ずつ頑張ります。
 
 
〈 追記 〉
後にスタッフが教えてくれたのだが、降り龍(くだりりゅう)というものがあり、とても縁起が良いらしい。天に昇った龍が知恵の宝珠を手に入れて降臨し、その知恵を地上へ教えひろめるとか。良いじゃないですか!
 

お手製の陶硯
この日のために作っておいた陶硯セット。

昇り竜
固形墨を忘れてきたため淡墨が作れず、濃淡がおかしなことに。この時点から失敗は始まっていた。自力本願で準備と確認を怠らないようにしよう。
年明け恒例行事とんど
燃え始めの迫力は本当にすごい。1年間のあんなことやこんなことをスカッと焼き飛ばしてくれて心機一転できる。