文章の持つ力

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文章の持つ力

最近、文章の持つ力というものに興味が強くなっている。

「誰も読まないだろう」というような箇所にも、手を緩めず想いを綴れば、誰かにきちんと届いている。そこに手を緩めるから、誰も読まないものになってしまうことを、経験として理解しはじめている気がする。

 

これまでは、主にデザインなどビジュアル面重視でやってきたが、UX(顧客体験)デザイン経由で、いつからか言葉選びや文脈へも意識がつながり、気がついたら文章構築にも時間を“投資”することが増えている。

 

ブランドの基礎構築をする中で、様々な要点が共通認識として見える化され、シートに散りばめられる。それらを組み合わせたり、隙間を縫ったり、バランスをとりながら、まずは感情ファーストで書き出してみる。それから調整調整。

 

  • 自社たちの顕著性を言語化する。(自社を知る)
  • 自分たち独自の言葉を使う。(他社・業界を縫う)
  • ターゲットに沿う感情で語る。(理想の人を描く)
  • 調和と違和感をつくる。(時世とバランスを掴む)
  • 語り手の立ち位置を定める。(ポジションを定める)
  • 漢字とひらがなのバランス。(語り口調を整える)
  • 文脈を統一し、分散する。(想いを浸透させる)
  • 詩的とSEOのバランス。(実質的な結果を読む)

 

などなど。

1ビジュアル×1メッセージから細分化し、枝葉の先まで血を通わせることができれば、葉は青々としげるはず。諸々の制約や条件などあるが、できればここまでを的確且つ強烈に表現したい。この部分を強化するためには、リベラルアーツというのか、もっと吸収が必要。