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講習会

先日、某会社さんにてブランディングとWEBマーケティングについての講習会を開いてもらった。

 

この会社さんは中国地方に10の拠点を持ち、90年間に渡って地元に根付いた業務支援をやられている。

 

もう少しで創業から一世紀。

 

うちがこの先がんばって続けていくと考えて・・・

・・・

考えて・・・

・・・

か・・・

考えることすらできん!

 

 

 

それくらい程遠い。

やはりそこには節々にそれを感じさせる取り組みや姿勢を感じさせられる。

 

以前、自社開催のイベントにも呼んで頂いたときも、社長をはじめ、スタッフ一人一人のきめ細かい自然体の対応が素晴らしかった。(お世辞ではなく、同業他社のそれとは個々のレベルが違った。)

 

 

この会社さんが提供する質の高い業務支援に加え、ブランディングやWEBマーケティングを組み込んだ営業支援ができれば、“素晴らしい技術”や“熱い想い”を持ちながらも、時流に乗れず、『求めている人に届けることができず』に苦しんでいる会社に再起するきっかけを与えることができる。ということ中心に2時間お話させてもらった。

 

ブログ&Facebook活用例

 

先行き暗いニュースが多い中、各々ができることを活かして、ひとつでも多く「良いもの」「面白いもの」「素晴らしきもの」を拡げていくことで、ここから少しでも良い循環を作り出せればな〜と思う。

 

WEB講習会

 

 

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デザイナーがコンサル?

気がつけば、コンサル的な相談案件が増えてきた。

 

デザイナーがコンサル?って思うかもしれないけど、デザイナーにしかできない重要な領域があると思う。

 

 

それはどこか?

 

 

多くの組織は、“理念”とそれに基づく“行動指針”を掲げている。それは、自社の存在価値を明確にし、社内外に浸透させていくため。

 

 

ただ、

 

CI(コーポレート・アイデンティティー )という観点から見ると、

 

  1. MI(マインド・アイデンティティー)=理念の統一
  2. BI(ビヘイビア・アイデンティティー)=行動の統一

の二つはあるけど、もう一つの重要な要素である

  1. VI(ビジュアル・アイデンティティー)=視覚の統一

が組み込まれていないことがほとんど。

 

経営理念と行動指針を見える化

 

「情報の90%は視覚を通じて伝わる」と言われるように、目に見えにくい理念と行動を「見える化」する必要がある。そうすることで、想いを直感的に伝え、共有することができる。

 

同じ商品やサービスを営業や広告宣伝していても、“物売り”と見なされれば迷惑がられ、“社会活動”と認知されれば応援してもらえる。

 

 

「事業の核となるこの部分の問題を解決できるのは、デザイナーしかいない。」

と、勝手に使命感を持ってやってしまうから非常に効率が悪い。。。

が、長くお付き合いさせていただくとなると、はじめにこの部分をガッツリやっておけば、後が本当に楽になる!

 

と、自分に改めて重く認識させ今週もがんばろ。

 

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輝く職人

現在、自宅中庭の水はけ問題と決着するため、コンクリート土間打ちの工事をしてもらっています。職人さんたちが、あ〜だこ〜だと真剣に、そして楽しそうにやってくれていて気持ちが良い。

 

中でも、下請けにあたる職人さんが素晴らしく、仕事のクオリティーはもちろん、「報告・連絡・相談」をきっちりしてくれる。

 

前回も、元請け業者の担当さんに、「ご主人に言っておかなくて良いんですか?」と何か変更があったことを僕に確認するように促す会話が聞こえたので顔を出すと、数センチの変更が生じるとのこと。

 

たった数センチなので言うまでもないだろうという判断をされかねないけど、この数センチの変更で他の部分に支障がでることに僕が気付けたので、その報告は有り難かった。

 

中庭工事

↑ここからは、自分で枯山水を作っていく。

 

その後も同様の場面が何度かあったので、雑談の中でお礼を言わせてもらった。

 

たまに知人友人から「良い業者知らない?」と聞かれることがあり、この人なら安心して紹介できると思い、「元請けもやってますか?よかったら名刺もらえませんか?」と聞くと、

「元請けはやっていますが、今回は下請けで入らせてもらっていますので、名刺をお渡しすることはできません。すみません。(ニコリンコ)」と。

 

なんとか名前だけは教えてもらうと、「◯◯さん(元請け)に仕事を発注してもらい、私を指名してもらえることが、一番うれしいです。(ニコリンコ)」と。

 

こういうお仕事をされているので、身なりはきれいとは言えないけど、すごく輝いて見えた。

 

 

最近は、「いかにお客さんを感動させ、クチコミにつなげるか!?」みたいなコンサルもあるようで、“おもてなし精神”で小技をあれこれ駆使するらしいけど、内容を聞いてもイマイチしっくりこなかった。

 

僕としては、今回のようにプロフェッショナルとしてその人が持っている考えや技術で、感動させてもらいたいと思う。(逆に、変な小技は苦手なので浴びたくない。)

 

最近は、いろんな便利なものやノウハウが一般普及し、アマチュアでもそこそこにできたりして、どの業種もプロとアマの境目があやしくなってきている。それを嘆く人もいるけど、その状況をもってしても、「やっぱりプロは違うな〜。任せてよかった!」と言わせることが大前提で、それができないとまずクチコミは起こらない。

 

この職人さんはそんなこと微塵も意識していないのだろうけど、僕はすでに数人にクチコミしてしまった。

 

そんなこんなで、職人さんに「プロたるもの」を再認識させられた一日でした。