僕はジャズが好きなのだけど、
「ジャズって結局なに?」という人には、次のように例える。
“世界中の道を網羅したタクシードライバー“みたいな感じ。
広島に居ながらも、NYだろうがインドだろうが、
裏道まで縦横無尽に駆け巡り、
異国情緒を楽しませながら目的地へ導く。
何百回と通っているから、
あらゆるルートをアドリブですり抜ける。
ここに他プレーヤーも絡んでさらにヒートアップしていく。
まるでカーチェイスのよう。
でも、経験の浅いプレーヤーではこうはいかない。
渋滞にハマるわ、危険地域に乗り入れるわ、
観光名所はスルーするわで。
そして、仕事でも同じようなことが起こっている。
パソコンが使えるスタッフがいるというだけで、
そのスタッフにチラシからホームページまで、
根本的なところからトライさせてしまう。
そして、
トライ&エラー。
トライ&エラー&エラー。
エラー&エラー。
終いには、エラーしていることにも気づかない。
「ふぅ〜、まぁこんなもんだろう。」
チェックする方も度重なる妥協が感覚を麻痺させ、
Windows95時代のホームページの出来上がり!
結局、すごく良いものを提供しているのに、
魅力が伝わらずに過小評価に終わってしまっている。
当初の目的は、その製品・サービスを求めている人を、
スルーする(される)ことなく乗せてあげて、
問題解決や満足感を与えてあげることであり、
決して、「自分たちでホームページを作る」では、
なかったはず。
本業ではない領域は、それを本業としている人に託し、
自分たちの本業にだけ注力してほしい。
そうすれば、もっと縦横無尽に走れるはず。