「会社は動物園なんですよ。」とテレビで言っていた。
規模が大きくなってくれば、色んな想い・考え・行動の人がいて当たり前。一色に染めること自体そもそも無理な話で、それ自体を受け入れなければ。みたいなことを言っていた。
最近、枝葉的な課題・問題ではなく、幹・根っこ的な相談案件が増えており、これは興味深い発言だった。
ここから脚色。
たとえば、キリン社長が、「俺みたいに高いところのエサを食べて、お客さんを喜ばせろ!」とゲキを飛ばしても、ゾウやカバは「・・・。」
ゾウは、長い鼻で水浴びをすることで喜ばせ、カバは、大きな口を開けることでお客さんを喜ばせる。ナマケモノにだって、ナマケモノなりの喜ばせ方がある。それぞれの特技・特徴を活かし、それぞれの喜ばせ方をする。
ただし、「より多くの人を喜ばせ、動物園を盛り上げる。」という共通目的を持ち、たとえ、今は閑古鳥が鳴いていても、「人々が押し寄せ賑わう未来図」を具体的に描き、皆でそこを見据えてワクワクしながら行動する。
重要なのは、きれい事、絵空事にならないよう、それが実現すると「美味しいエサを毎日たくさんもらえる」という個々レベルの恩恵を無視することなく結びつけ、個々の私事にするべきだと思う。
そこからはじめて枝葉に着手。そうしないと付け焼刃の枝葉対策はすぐ枯れてしまう。