ゼスプリ マーケティング

09 / 09

試食ジプシーとゼスプリの戦い。

以前、イオンモールに行ったときにゼスプリの店頭販売をやっていた。

 

 

半個分のキウイをオリジナルスプーンで試食させてくれたのだけど、なんか妙に美味しく感じた。いつもは特攻隊の3匹が食品フロア中を試食しまくるだけして颯爽と去るという試食ジプシーっぷりだけど、ここで足止め。確かに美味しかったし、スプーンが欲しかったのでお買い上げ。

 

 

 

ゼスプリのUX/CXデザイン戦略1

 

このスプーンは、持ち手部分のギザギザナイフで半分に切って、反対側のスプーンで食べるという機能性のもの。これまでも包丁で半分に切って食べたりはしていたけど、丸ごとをスプーンの持ち手でザクザク切るという作業が美味しく感じさせるのだろうか?

 

 

あの試食の場で、小さく切って爪楊枝で出されていたら、あの日も試食ジプシーとしてひと荒らしして立ち去っただろうけど、“少し視点を変えた食べ方”と“ツール”を提供されたことで、その後は頻繁に買うようになってしまった。(このスプーンを目にするたびにキウイの存在を思い出してしまう。)

 

 

振り返れば、CMでおなじみのキャラクターで子供をおびき寄せるところから戦略は敷かれていたのだ。多分。

 

 

恐るべし、ゼスプリのUX/CXデザイン。

 

 

ゼスプリのUX/CXデザイン戦略2
持ち手のギザギザナイフで半分に。この作業が美味しくさせる?
ゼスプリのUX/CXデザイン戦略3
この食べ方だと、やわらかいサンゴールドの方が美味しく感じる。