肯定的なスタンスの否定力

06 / 15

肯定的スタンスの否定力

自己肯定感が強いことはとても良いことだけど、これだけでは企画や戦略構築時には話半分。

 

過去の成功体験からくる自信や直感、ワクワクやヒラメキで出した案を、シナリオ法で検証していく。自己肯定感満載の「これでいけるだろう!」は実は穴だらけ(その当てが外れると一瞬で万策尽きる)。顧客目線からシナリオを組んでみると話がつながらないことがすぐ分かる。

 

シナリオを紡いでいく中で、「ここで逃げるかもしれない」「このアクションをとらないかもしれない」という、否定力を持って徹底的に”かもしれない運転”をし、そこに何重にも受け皿を用意することで初めてスタート地点。

 

“肯定的スタンスの否定力”によってシナリオは点から線となり、線から面へと発展する。そしてチームで立体へ。チームの1/10のみがブレインよりも、10/10がブレインである方が望ましい。