08 / 16

スピードアップとショートカットの違い

「どんなに知識や経験があっても、新プロジェクト構想の7〜8割は失敗に終わる」みたいな言葉をよく耳にする。

 

 

問題は、その7〜8割の失敗をいかに早い段階で終わらせ、今後に学び反映させるか。その失敗に3年もかけてしまえば、その間に意気消沈してしまう。しかし、はじめの3ヶ月で失敗を完了させれば、高い情熱と資金を保ったまま、その失敗で明確になった今後の課題に意欲的に取り組むことができる。

 

 

「失敗は成功のもと」という格言の一層奥のレイヤーには、上記の言葉が隠されているのだと思う。

 

 

 

 

ただ、分かりきった失敗をわざわざする必要はないので、同じ失敗でもできるだけレベルの高い失敗にしたい。

 

 

たとえ頻繁に打合せしていても、面白いくらい捉え方は人それぞれ違う。色決めで「黄色に確定」となっても、各々の頭の中では「ビビッドな黄色」「くすんだ黄色」「淡い黄色」など、その人の好みや近々に体験やトレンドに引っ張られてしまう。

 

 

このわずかな認識の違いが、後に膨大なコミュニケーション・ミスとロスを生み出してしまう。皆、一生懸命考えているし、誰も間違っていない。だけど皆の意見が合致しない。ただこれは、立場や役割によって普段から見えている景色や聞こえてくる声が異なるので必然の現象。

 

 

それをすべて集約した上で答えを出すためには、フレームワークを活用するなどし、皆の頭の中のものをすべてキャンバスに吐き出し、俯瞰視する必要がある。現状把握、認識の共有、整理整頓、顧客目線の施策、展開方法など、サッと実施してみるだけでも、自ずと皆の脳がリンクしてくるし、各々が具体案を発言できるレベルに理解度が高まってくる。

 

 

こうなってくると、“野原”で行き先を迷っているレベルから、三叉路や交差点などの“道”選択レベルに整ってくる。(道を間違えたのであれば、他の道を行き直せばいい。これは想定内の失敗なので、一段ほどレベルの高い失敗。)

 

 

自社でも他社でもあるあるだけど、この部分をショートカットしてしまうと、スピードアップどころか後で大きなツケを払うようになってしまう。

 

 

結局、プロジェクトの確度と鮮度を保つために「急がば回れ」。

 

 

07 / 11

この度の豪雨

7/6金曜日の晩に救急隊の指示を受け祖父母宅へ緊急避難し、翌日一時帰宅してみるとそこはまさに被災地。奇跡的に我が家は無事だったものの、周囲は散々なレベル。土砂が木々を押し流し、それが用水路を堰き止め氾濫。家を突き破り、道は川となっていた。

 

 

上の方へ行くと、まだ雨の降る中、救急隊の方々が50?~100?人体制で緊急対応してくれている状態。(この人たちにも守らなければならない家族があるのに…感謝です。)山からの水は勢いおさまらない中、早々に“どのう”を積み上げ、水流を調整し用水路へ戻していただいたおかげで町内に少し安堵感が漂った。

 

日中は町内の人たちと業者さんとで片っ端から土砂の掻き出し、夜は避難を2日間繰り返し、天気と安全を確認したのち本帰宅。知れば知るほど被害は甚大。少し離れたところでは、ご不明になられた方もおられるようで、どこかに無事に避難されていることを祈るばかり。

 

 

自宅や車に土砂が流れ込み、避難生活を送りながらも「家族が無事でよかった」と明るく復旧作業に取り組まれる姿にかける言葉が見当たらない。

 

 

各地にて継続被害・二次災害・避難生活が続き、まだまだ予断を許さない状況ですが、随時情報確認のうえ周囲とのコミュニケーションを取りながら、安全最優先で無理のない復旧作業に取り組んでいきましょう。

 

 

この度の豪雨により被害に遭われた方々へ、心よりお見舞い申し上げます。

 

 

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毎年、地球に説教されている感じがする。

 

一つの指標が突出している社会。

消費者である自分たちも連帯責任。

需要と供給に対するすべてにおいて、

選択する基準を改めていかなければ。

 

06 / 15

肯定的スタンスの否定力

自己肯定感が強いことはとても良いことだけど、これだけでは企画や戦略構築時には話半分。

 

過去の成功体験からくる自信や直感、ワクワクやヒラメキで出した案を、シナリオ法で検証していく。自己肯定感満載の「これでいけるだろう!」は実は穴だらけ(その当てが外れると一瞬で万策尽きる)。顧客目線からシナリオを組んでみると話がつながらないことがすぐ分かる。

 

シナリオを紡いでいく中で、「ここで逃げるかもしれない」「このアクションをとらないかもしれない」という、否定力を持って徹底的に”かもしれない運転”をし、そこに何重にも受け皿を用意することで初めてスタート地点。

 

“肯定的スタンスの否定力”によってシナリオは点から線となり、線から面へと発展する。そしてチームで立体へ。チームの1/10のみがブレインよりも、10/10がブレインである方が望ましい。