ベクトル

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客と向き合わない。

僕たちのクライアント(お客さん)は法人・組織団体だが、

そこと向き合いすぎないようにしなければならない。

 

クライアントの要望・課題・問題を解決するわけだから、

その人たちの声に耳を傾けることが当然だけど、

向き合いすぎると”同じ渦”に飲み込まれてしまう。

 

たまに次のような好ましくないケースもある。

・経営者がお金に困っており、視野からお客さんが消えている場合。

・担当者が上司・上層部の顔色をばかりを伺って進めている。

・一人で事業をやられている場合、利己的な要望にしかなっていない。

 

クライアントの要望だからと、

これらを根元に発せられる要望・課題・問題に着手してしまうと、

エンドユーザー(一般顧客)が被害に遭う。

そうすると売上ではなく、悪評が立つのでクライアントも苦しくなる。

そうするとウチも虚無感と罪悪感しか残らない。

結局は“三方良し”にはならない。

 

だから、クライアントの言うことは参考にしたうえで、

“お客さん(クライアント)の先のお客さん(エンドユーザー)を喜ばせる”ことを

中心に考えてプランを組み立て、クライアントと共有する。

つまり、お互いのベクトルを向けあうのではなく、

“共通の使命”を掲げ両者のベクトルをその方向に向ける

 

だから、B to B(法人向けビジネス)であって、実はB to C(一般向けビジネス)。

 

クライアントの先のエンドユーザーが喜び感動する姿を具体的にイメージし、

それらが地域・世界に拡がり溢れるにはどうするべきかを考えて考え抜く。

「もう何も出ん!」というまで絞ったあとに、さらにもう一絞り。

そうやって送り出したものは、きっと今もどこかで花を咲かせているはず。

 

それが、

自分たちにできる

地域・社会貢献。