複利能力

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複利能力

いろんな会社に出入りさせてもらうなかで、どこの会社にもガンガン伸びるタイプの人がいる。こういうのを一言でなんて言い表せばいいんだろう?と考えていて「複利能力」という造語を当てはめて見た。


単利とか複利とかは金利の言葉が持つものそのままの意味適応で、
単利=「預けた元本のみ」に利息がつく。
複利=「元本+利息」に利息がつく。

 

複利の場合、「元本+利息」に対して利息がつくため、これが長期に渡ると雪だるま式に膨れ上がっていく。伸びるタイプの人って、このイメージに近い気がする。

 

ステップごとや案件ごとに何かしらアイデアやチャレンジを盛り込んで自分ごとにしていく。それが成功しようが失敗しようが、まわりの反応・反響を利息として巻き込み、すべてを貴重な経験としてポジティブに肉付けしていく。それを毎回繰り返す。短期でみれば、「また、何か要らんことを…」みたいな冷ややかな声を浴びることもあるだろうが、長期になればなるほど伸びの差は大きくなる。

 

複利能力のメリットは、長期に渡るほど「楽になる」「優位になる」ということ。身につけた知恵・技術・能力を元に利息がつき、その全体にまた利息がのる雪だるま式状態。(その逆、マイナスの複利=つまり借金の雪だるま式もあると思う。)

 

複利が良いと感じるのは皆同じだと思うが、要は「どちらのシステムを選択するか?」なのだと思う。結局は、自分自身の気持ちのスイッチを複利にするか、単利にするか。自分の経験を資産運用するか、利息のつかない預貯金するか、はたまた借金するか。

 

そんな言葉で自分を戒めて、年末の業務を乗り切ろうとしています。