04 / 11

桜の存在とご近所問題

ご近所では、庭の落ち葉(花びら)問題を巡って軽い話し合いが起こっている様子。注意された方は迷惑をかけないように落ち葉対策をし、注意した方もその手前、自分家も対処しなければならない。円満なご近所関係を保つために必要なこと。

 

そんな中、我が家の庭には大きな桜の木がある。。。咲き乱れる年とそうでもない年があるが、今年は申し訳ないくらいに満開。

 

大満開の後は、もちろん大桜吹雪。

 

先述したご近所さんたちの敷地を花びらで彩りまくる。

 

でも、怒られない。

 

顔を合わせた時に、「すみませ〜ん」とは一応言うが、ご近所さんも「全然いいですよ!今年もきれいに咲きましたね〜」と言ってくれるので、こちらも掃除しにいかない。本心ではどう思われている分からないが、すごく良い方なのできっとそのままのお気持ちなのだろうと甘えさせてもらっている。
 

他の花木もきれいに咲き誇り、散っていくのだが、我が家もご近所さんも落ち葉には気を配っている。だが、桜は別物。花びらの量的にどうにもならないというのもあるが、一番は「喜ばせる質と量が圧倒的に大きい」というのが、許される一番の理由かと思う。
 
それが、桜の存在意義でありブランド力。
 
会社も個人も提供するサービスも、各々がそんな存在であれば、攻め(責め)合うのではなく、讃えあえるのかなと思う。
 

03 / 15

ハンマーかそれ以外か。やっぱりハンマーか。

アメリカのことわざに「ハンマーしか持っていなければ、すべてがクギに見える」というものがあるらしい。冷静になって見渡せば、今必要な道具は実はハンマーではなく、ノコギリやドライバーかもしれない。

 

そして、より正確さと早さが欲しれば、電動式工具という選択肢が出てくるし、さらに、時間を買いクオリティーを上げたければ、専門職へお願いするという選択肢もある。

 

目的を再認識して、先入観、固定観念、既成概念をとっぱらい、課題を解決するための広い視野をもつことが強く求められている。

 

ーーー

 

と言いながら一方では、

 

ハンマーを手にする。

極めたくなる。

とんでもない技が身につく。

それはもう、すべてがクギに見えてくる。

 

という没入タイプの人や会社にも強い好感が持てる(持たれている)。

 

結局、ありふれた無難なものに飽き飽きしたり、物や情報が多すぎて、ひとつひとつへの接触や関心が薄れていく中、何か心揺さぶられるものを求めるようになるのも人情だと思う。(広告が効かず、CGMが効果を成すのはここが背景)

 

最近、出会う会社さんは、採算度外視でユニークな新たな活動を考えている方が多い。価値が無形化する一途の中、どうやら世の中そういう原点回帰的なフェーズ&サイクルみたいだ。

 

両方、併せもって考えないといけない。

 

 

02 / 24

講話

先日、職業訓練校の修了日に講話をさせていただいた。今回、ご依頼を頂いたのは、破竹の勢い(?)で広島のWeb人材の創出・育成・斡旋を担うパソコンスクールHA*NAさん。

 

人材不足は広島Web業界も例外ではなく、現場や地域社会との連携に基づいた教育使命を持たれた取り組み・活動をされていることは、現場の人間にとって非常にありがたい。

 

授業は受け持っていないので、生徒さんとは当日が初顔合せ。技術的なことは半年間みっちりやってこられただろうから、デザインの外側を大枠で話させていただいた。

 

<講話概略>

・身につけた「手段」をどう「目的」につなげるか?

・そもそも「目的」は何?

・Web業者の社会的役割は?

・クライアントの存在意義と社会的共通価値は?

・固定観念と既成概念の外側(ワークショップ×2)

・就職、現場、成長について

 

「デザインは、目的を直感的に伝えるための手段」であり、基本やルール通りに作ることがデザインの正解ではなく、課題を解決するという目的を達成できて初めて正解となる。そこからの逆算的で組み立てることでデザインに意義が生まれ、結果的に上達もする。

 

自分たちのその一手により、クライアントの先のお客さん(地域社会)にコミュニケーションが生まれ活性化したり、誰かの良き人生のターニングポイントになったりする。各自がその一役を担うことを理解したうえで、意義を持って各職場に従事してもらいたいなと思いお話させていただいた。

 

あとは、矢面に立ってふんばり続ける。数年経って振り返ったときに、自信や誇りといった足跡がしっかり残るように。そのためには、皆さんの大切な今をフルスイングで。

 

陰ながら応援しております。

 

WEBデザイン講和
半年間教わってきたことと、話した内容がつながったでしょうか?
WEBデザイン ワークショップ
ワークショップ風景。※飛企画のリーフレットが写り込んでいますがステマではありません。