10 / 14

大学授業(2・3・4年生)

今年から大学の授業を担当。前期は4年生の卒研だけだったので、なんとか大丈夫だったけど、後期からは2・3年生も始まり本格的な授業。

 

どうやっても週2日は大学に行かないといけない状況。現場としては、頼もしいスタッフたちと、いつも支えてくれているエキスパートなパートナーさん達がいるので安心なのだが、もう少し手が欲しいなぁ・・・。(ちゃんと矢面意識のある人に限るけど。)

 

 

話を戻して。

 

それぞれの学年で各課題を実施していくのだが、僕の立ち位置としては、『現場のことを教える』ということなので、できれば手前から構築の課題制作をしてお終いにはしたくない。

 

フリーランスからの営業や、求人応募などで送られてくるポートフォリオや作品が評価しにくいのは、課題制作感があり、目的が見えず、その先で誰も何も動いていない無音な感じがあるから。提出する方も、とくに意図も狙いも無いため「これ作りました・・・。」で終わり、というものが多い。

 

僕としては、そこがすごく重要で、且つここが理解できていない人が多過ぎるということを問題視している。なので、教えるとなると小手先のテクニックではなく、目的構築とそこに対しての意図と狙いをどう構築するか。

 

やはり、目的をしっかり定め、全体への恩恵(自分自身含め)も盛り込み、ひとつひとつを『課題』ではなく『活動』として取り組んでもらいたい。その活動を可視化するための手段としてWEBやデザインがあるというだけ。

 

活動レベルで作られた課題は、ストーリー満載でプレゼン要素はすでにその中に詰まっているはずなので必ず就職時に役に立つし、20代前半でそこが身についていれば、幸先が良いかなと思っている。

 

学年が上がるにつれ、自分たちで考えて、自分たちで作りあげるというスタンスになるため、個人の意欲に任せるしかない。学生たちはどう思っているか分からないけど、こちらから見ると、20代前半は人生においてもっとも輝かしい時期のひとつだと思うので、いろいろ遠慮せずに踏み込んで欲しいな。

 

追伸:
個人的に広島のデザイン教育機関に充実して欲しいものとして、学習と現場がかけ離れすぎているので、現場ファーストの授業ができるデザイン教育機関があれば良いなと思う。広島でも看護系では実在しており、エスカレーター的に現場に適応できる能力がついている感じがある。学生時代はかなりしんどいと思うが、就職率も高いだろうし、本人も就職後に『思っていたのと違うから、僕もう辞めます症候群』にかかることも減るかなと思ったりしています。

 

09 / 13

自宅仕事部屋環境 向上委員会(1)

リモートでの打合せが増えてきて、自宅で仕事することがより増えてきた今日この頃。仕事のパフォーマンスを高めるために、7~8年未着手だった仕事部屋をなんとかしようと『仕事部屋環境 向上委員会』を立ち上げた。

 

こういうことは、優先順位をしっかり決めて進めなければ大変なことになる。ということで、まずは『スピーカー』から。これは誰も異論はないでしょう。

 

とりあえず、音の解像度を高めるため大まかな調整をリビングで。

 

スピーカースタンド砂入れ

まずは、スピーカースタンドに無菌砂を投入。音が空洞を共振させてしまうことを防ぐため。まずは1,500g(2/3位の高さまで)入れて試聴。

 

砂の量 調節

音は太くなったが、なんか高音の伸びにツヤがなくなったので砂を600gに減らす。高音のメイン領域が少し中域よりになり、厚みが出たのでひとまずOK。

 

バイワイヤリング

次に、2本線だったスピーカーケーブルをアンプから4本線(バイワイヤリング)に変更して再度試聴。音、激変。女性JAZZボーカルや弦・管楽器などのメインが前面に出て、バックのそれぞれの音の輪郭も出て、各楽器が分離して聴こえるように。

 

スピーカー脚

そして、スピーカーベタ置きすると低音がボワンボワンするので足が付いているが、シリコンゴムのため音がイマイチぼやけてる気がするので、

 

スピーカー脚

スパイクに変更。地面との接地面を極力小さくすることで床を鳴らさないように。

 

御影石とインシュレーター

スパイク受けのインシュレーターを御影石の上に配置。床が硬くなると音がシャキッとするために石板を敷く。(その下のマットは冬場の結露防止)

 

 

スピーカースタンド

見た目だけでなく確実に音が引き締まった。ポテンシャルは充分引き出せたと思うので取り敢えずここまで。(仕事部屋へ引越したらまた音変わるのだけど。)

 

 

一つひとつのことは微々たるものなんだけど、それらが総合点として表れると圧倒的な違いになる。ということはデザインと同様だなぁ。ちなみに、音質が向上しているかを客観的に判断するために、片方はノーマルのままで置いておく。調整するなかで常にノーマル状態と比較しながら進める。これもデザインと同様。(無理やり仕事につなげるな)

 

プライベートでは、もっと何の役にも立たないことを頑張っていきたい。陶芸も再開したのでどこかで展示とかもしてみたいな。それは、『自己満 向上委員会』としよう。でも結局はいつも、その仕事の外側にあるものが役に立ってくる。“芸は身を助ける”みたいな感じでなんとか生きています。

 

※ちなみに、この『向上委員会』とは、先日参加させていただいた会社内の取り組みで素晴らしかったのでマネしました。確実に使い方間違ってますねどね。

 

 

08 / 17

ガラスペンとインク

最近、あいつのせいで遊びに行けないのに仕事は忙しい。。子供の頃にあんなに嫌いだった『仕事しかしてないおじさん』にどストライク状態。

 

そんな中、とある案件でイラスト?絵?を描くことに。サイトのデザインと調子を合わせるために、あれこれ検討したが結果以下にした。

 

ガラスペン:大昔、妻に旅行のお土産であげたもの。引き出しの肥やし状態からの脱却。

インク:普段使っている万年筆用のブルーブラック。

 

ペン先を立てたり寝かせたりして、かすれや墨だまりが面白いんだけど、なかなかコントロールできず夜な夜な描く羽目に。結局、その晩はあきらめて寝て、朝一でさらっと描いたものを採用することにした。(上部のなぐり描きとは別物です。)

 

こうやって絵を描くのも久々で、描いていると頭の中から雑念が消えるのは良い。単調なコントロール作業が瞑想状態に近づけてくれるのかもしれない。(もちろん、プロの人はこんなお気楽にはいかないけど)おかげで少しニュートラルに戻ったかな?

 

遊びに行けなくても、何かしらつくっていれば充実するんだけど、それがなかなか難しい。やはり『つくってばかりのおじさん』は理想形。

 

そろそろ陶芸も再開したいなぁ。