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高解像度で伝えるために。

先日、学生インターンが来た。
そして、4日間で自身のポートフォリオ(自己紹介サイト)を作成してもらった。

 

このお題にした理由は、このところ求人の関係でポートフォリオを拝見させていただくことが多かったのだが、どうも「ポートフォリオをつくる」こと自体が目的になっているようで、本来伝えるべき目的が隅に追いやられている感じがあったから。(もちろん良いものもたくさんありましたよ。)

 

なので、以下のことを念頭に作成してもらった。

 

  • なぜポートフォリオを作らないといけないのか?
  • 誰に何をどうプレゼントし、どのような感情を抱かせたいのか?
  • 自分のパズルのピースと希望する会社のピースが合う点は何か?
  • 上から読んでいき、相手との会話になっているか?
  • 軸と大枠、そしてCV(ゴール)は設定してあるか?
  • アピールしたい技術やスキルは、説明文ではなくその技術で表現できているか?

 

などなど、理想の会社と共鳴するためにどれだけ高解像度で伝えることができるか?これらをもとに考えるクセがつけば、面接、営業、プレゼンなどすべてにおいて通用する。

 

通常は、すぐデザインソフトで作成に入るのだろうが、上記が固まるまでは鉛筆と消しゴムとマインドマップで、とにかく自分をすべて洗い出し&整理整頓。そして最終日、完成したものをもとにプレゼンをしてもらい、そこからアドバイスを受け、再度ブラッシュアップ。

 

実施の意図を芯で理解し、まっすぐ取り組む姿勢が素晴らしい。最後にこの4日間の感想等をしっかり述べてくれてジーンときてしまった。今回の体験と考え方をもとに、今後1年間デザインを学ぶ彼女に伸びしろは無限大。

 

今後も、目の前の課題に対し常に「なぜ?」と問い続けてほしい。

 

ーーー

 

プライベートでは、俗世の向こう側へ行くための道具が完成。
龍をたくさん描きまくって“自分だけの龍”に辿り着きたい。

 

でも、まだ筆と墨は無い…。

 

陶硯

02 / 22

役割の変化

最近、ブランディングやマーケティングのマネジメント的な相談が増えておりうれしい。
 
このような依頼をしてこられるのは、「自分たちのあり方や活動をきちんと発信し、地域社会をより良い方向へ導けるように」と考えられている企業さんに限られている。その想いが強いがために、ふと核の部分を見つめ直したり、情報発信がきちんとあり方や活動に紐付いているのだろうかなどの疑問が湧いてくる様子。
 
どうしても、社内だけで考えると様々なことが絡み合ったり、渦の中なので見えすぎたり、考え方が偏ったりしてしまうのは必然。最終的にブランディングやマーケティングに関して客観的に関わる人間が必要になってくる。きっとこのようなことに困っているところは多いし、今後ますます増えてくるので、常にブラッシュアップしていかなければ。
 
<関わり方(ざっくりと)>

  • フレームワークで整理整頓する。
  • ブランドの軸と大枠をつくる。
  • ビジネスロードマップを設計する。
  • マーケティングプラットフォームを敷く。
  • すべてを測定・反映可能(数値化)にする。

 

そして、そこからは、デザイナー、ライター、マーケター、オペレーターなどの出番。

 

01 / 28

「さがし」から「つくり」へ。

以前、どこかの社長が「そろそろ自分さがしをやめて、自分づくりをしましょう」と書いていた。「さがし」という単語が「つくり」に変わるだけで、自分の位置関係や意味合いがまったく変わってくる。

 

物事が自分ごとになっているというか、しっかり地に足がついている感じがする。

 

これをいろんなものに転用してみる。

 

  • 自社の魅力さがし →  自社の魅力づくり
  • 優良な顧客さがし →  優良な顧客づくり
  • 最高のパートナーさがし →  最高のパートナーづくり
  • やりがいある仕事さがし →  やりがいある仕事づくり
  • 理想の環境さがし →  理想の環境づくり
  • 新たなライフスタイルさがし →  新たなライフスタイルづくり
  • 生きがいさがし →  生きがいづくり

 

いろんなことがあるけれど、完成された答えはどこにも落ちていない。結局、どれもすべて自分次第。自分のペースで良いのでとにかく日々自分づくりをして、ひとつずつ地道に積み上げ続けるしかない。数年経って振り返ったときに、自信や誇りといった足跡がしっかり残るように。

 

さぁ、今日もつくろう。