ビジネス本、おすすめの読み方

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自分に合った仕事の本の読み方

毎月何冊もの仕事関係の本を浴びるように読む人がいるが、個人的には、常に脳みそが情報でヒタヒタになっているところに浸み込む気がしない。たとえ、浸み込んだとしてもすぐに次の情報を浴びるから、芯で理解する前に上書きされてしまう。人それぞれ自分に合った本も読み方があるということを前提に、僕自身に合った読み方は以下。(本を読んでも読んでも実践に結びつかないという方は試してみてください。)

 

 

 ① 課題に直面する。
お客さんへの提案書を作る際に、「解決するために何が必要だろうか?」と何度も自分を疑い、脳みそがカッスカスになるくらい絞りあげる。

 

 ② ヒントを探す。

その中で「こういうものがあったら良いかも」と紡ぎだしたヒントをもとにネットで調査。(常日頃からフィードやSNSで情報収集している中から拾い出したりも)

 

③ ネットで調べて、提案書に盛り込んで組み立ててみる。

複数のサイトから情報収集し、それがどういうものかを知り、提案書に盛り込む。(ネットの利点は、タイムラグがないことと、良くも悪くも様々な情報で荒れているのが良い)

 

④ プレゼンのシミュレーションを行い、ツッコミどころを探す。

それをもとにプレゼンのシミュレーションを行い、「こう突っこまれたら説明できん」という部分が多々あることに気づく。(だいたいこの部分が、提案のキモだったりする)

 

⑤ それ関係の本を3冊程度読む。

ここで初めてより理解度を高めるために、それ関係の本を数冊買う。一冊の本で解決することは無く、3冊くらい読めば軸と大枠をだいたい理解できたと感じる。(脳みそがカッスカスの状態で読んでいるから吸収率はとても良い。)

 

⑥ 提案書を改善し、プレゼンへ。

タイムリミットが近づく中、再度提案書に盛り込み直し大幅改善へ。また、本で答えを得る前にしっかり悩んでいるので、それらが繋がり、どの本にも載っていないものになったりもする。

 

⑦ プレゼン後の反省。

提案が通ったにしても、初めてプレゼンに盛り込んだものは、粗が目立つし、質が低かったりと反省点が尽きない。より効果的なものになるように、その後の実践ごとにブラッシュアップ。

 

 

まとめると、目の前の課題を解決するために、タイムリミットを感じながら実践に実践を重ねる中で、本を読むことが大切なのかなと個人的には感じる。情報を浴びただけの「知っている」と、頭から湯気を出しながら「実践した」の間には、確実に天と地ほどの差があると思う。