IoTとビッグデータ

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モノより体験が激化する。

IoT(モノのインターネット)により各自のデバイスや町中のあらゆるモノが収集した情報(交通量、降雨量、脈拍、発汗、動線、距離、位置など)は常時インターネットを通じて送信され、クラウド上のビッグデータに蓄積されていく。そしてその膨大な情報をAIが分析し、最適化したうえで再び個々のモノに対し指示を発していく。

 

各個人の過去の体験履歴をもとに、さらに改善・最適化された情報が届くようになり、娯楽・暮らし・体調管理・環境なども人間はただただ情報を受け、それに対してドライにジャッジするだけ。そしてその履歴も構築・分析され、そのうち気がつかないほどにコントロールされ、勝手にいろいろ便利になってしまう。

 

未来の話だな〜と思っていたが、音楽・本・ニュース・ショッピング・天候災害など、すでにプラットフォームに乗せられている自分がいる。

 

これまでの時代の流れとは比にならないスピードで進化する。今どの会社も売ることに必死だが、その辺はエンドユーザーを主軸に勝手に整備されるようになる。そうなると、いよいよ本格的に考え方を”購買”から”体験”にシフトしないといけない。

 

そしてこの「未体験→体験」の間の一歩に、デザインはさらに重要な役割を持つようになる。

 

 

 

 

そして、テクノロジーの進化に対する反発心からなのか、
最近アンティークやアナログな物、原始的な暮らしにばかり目がいってしまったり、何か買うときにも長く使えて経年変化を楽しめるものを選んだり、壊れても修理して使ったりするようになった。

 

女性は”一点モノ”という言葉に弱いようだが、
最近の僕は”一生モノ”という言葉に弱い。

 

この時代の変化と個人の嗜好をどう折り合いをつけていくのだろう?

 

 

バリのビルケン
バリの結婚式で買ったビルケンシュトックの現地限定モデル。おばさん御用達の便所スリッパみたいな感じが気に入っていて、フットベッドを交換したり(修理費用で新品が買える)、裂けを紐で縫って補強したりして、気がつけば10年。 ※汚くてスミマセン。

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