ポートフォリオの作り方

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高解像度で伝えるために。

先日、学生インターンが来た。
そして、4日間で自身のポートフォリオ(自己紹介サイト)を作成してもらった。

 

このお題にした理由は、このところ求人の関係でポートフォリオを拝見させていただくことが多かったのだが、どうも「ポートフォリオをつくる」こと自体が目的になっているようで、本来伝えるべき目的が隅に追いやられている感じがあったから。(もちろん良いものもたくさんありましたよ。)

 

なので、以下のことを念頭に作成してもらった。

 

  • なぜポートフォリオを作らないといけないのか?
  • 誰に何をどうプレゼントし、どのような感情を抱かせたいのか?
  • 自分のパズルのピースと希望する会社のピースが合う点は何か?
  • 上から読んでいき、相手との会話になっているか?
  • 軸と大枠、そしてCV(ゴール)は設定してあるか?
  • アピールしたい技術やスキルは、説明文ではなくその技術で表現できているか?

 

などなど、理想の会社と共鳴するためにどれだけ高解像度で伝えることができるか?これらをもとに考えるクセがつけば、面接、営業、プレゼンなどすべてにおいて通用する。

 

通常は、すぐデザインソフトで作成に入るのだろうが、上記が固まるまでは鉛筆と消しゴムとマインドマップで、とにかく自分をすべて洗い出し&整理整頓。そして最終日、完成したものをもとにプレゼンをしてもらい、そこからアドバイスを受け、再度ブラッシュアップ。

 

実施の意図を芯で理解し、まっすぐ取り組む姿勢が素晴らしい。最後にこの4日間の感想等をしっかり述べてくれてジーンときてしまった。今回の体験と考え方をもとに、今後1年間デザインを学ぶ彼女に伸びしろは無限大。

 

今後も、目の前の課題に対し常に「なぜ?」と問い続けてほしい。

 

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プライベートでは、俗世の向こう側へ行くための道具が完成。
龍をたくさん描きまくって“自分だけの龍”に辿り着きたい。

 

でも、まだ筆と墨は無い…。

 

陶硯