08 / 16

モノより体験が激化する。

IoT(モノのインターネット)により各自のデバイスや町中のあらゆるモノが収集した情報(交通量、降雨量、脈拍、発汗、動線、距離、位置など)は常時インターネットを通じて送信され、クラウド上のビッグデータに蓄積されていく。そしてその膨大な情報をAIが分析し、最適化したうえで再び個々のモノに対し指示を発していく。

 

各個人の過去の体験履歴をもとに、さらに改善・最適化された情報が届くようになり、娯楽・暮らし・体調管理・環境なども人間はただただ情報を受け、それに対してドライにジャッジするだけ。そしてその履歴も構築・分析され、そのうち気がつかないほどにコントロールされ、勝手にいろいろ便利になってしまう。

 

未来の話だな〜と思っていたが、音楽・本・ニュース・ショッピング・天候災害など、すでにプラットフォームに乗せられている自分がいる。

 

これまでの時代の流れとは比にならないスピードで進化する。今どの会社も売ることに必死だが、その辺はエンドユーザーを主軸に勝手に整備されるようになる。そうなると、いよいよ本格的に考え方を”購買”から”体験”にシフトしないといけない。

 

そしてこの「未体験→体験」の間の一歩に、デザインはさらに重要な役割を持つようになる。

 

 

 

 

そして、テクノロジーの進化に対する反発心からなのか、
最近アンティークやアナログな物、原始的な暮らしにばかり目がいってしまったり、何か買うときにも長く使えて経年変化を楽しめるものを選んだり、壊れても修理して使ったりするようになった。

 

女性は”一点モノ”という言葉に弱いようだが、
最近の僕は”一生モノ”という言葉に弱い。

 

この時代の変化と個人の嗜好をどう折り合いをつけていくのだろう?

 

 

バリのビルケン
バリの結婚式で買ったビルケンシュトックの現地限定モデル。おばさん御用達の便所スリッパみたいな感じが気に入っていて、フットベッドを交換したり(修理費用で新品が買える)、裂けを紐で縫って補強したりして、気がつけば10年。 ※汚くてスミマセン。

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07 / 18

美は細部に宿る?

いつかどこかで「美は細部に宿る」という言葉を聞いから、良い言葉だと思い所々で使っていたけど、(最近ではきゃりー出演CMもありますが・・・)調べてみると正式には「神は細部に宿る」という言葉で、建築の世界から生まれた言葉らしい。

 

勝手な展開系や意味も諸説あるようだけど、勝手に以下のように捉えて継続使用。
「美しいものは、細部のこだわりの集合体によって、総合的に美しく見える。」

 
 

このところの体制として、僕は監督役が多く、制作物の濃度を薄めることなく各プロジェクトを進行しなければならない。各々の水準で進めてしまうと組み立てた時に全体的なバランスの辻褄が合わなくなるし、クオリティーが下がるのであればチームでやる意味がない。

 

なので、趣旨や方向性を伝えた上で、それを表現するために、「美は細部に宿る」ということで細かく幾度も修正してもうことになる。僕は、自分が作業しなくて良いとなると、ここの精度が異常に高くなるため大変申し訳ない。(僕は絶対に自分のもとで仕事したくない。)

 

ただ、皆さん「良いものを作る!」という精神と持ち前のガッツ(?)で、度重なる修正依頼にも終始前向きな姿勢で取り組んでくれるので感謝と尊敬の念を抱かざるを得ない。(ご協力いただいた皆さん有難うございました。)

 

そんなこんなで良いものがいくつも生まれた。きっとこれらはクライアントの先の多くの人々に喜びや良い選択を与えることができると思う。

 

これらの事例紹介はまた追って。

 
 
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で、プライベート。
事務所用として作陶していた菓子箱がようやく焼きあがった。これも「美は細部に宿る」でいろいろ工夫を凝らしてみた。現場でのアドリブで施した模様も良い感じに表れ、古風な形状とモダンな模様の融合がうまくいった。
 
仏三色線柄菓子箱

 

美は細部に宿る1

 

美は細部に宿る2

 

美は細部に宿る3

 

美は細部に宿る4
仏三色線柄菓子箱  赤松健次 作 ¥120,000(税込)

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06 / 17

中庭枯山水プロジェクトの進捗

今回は、仕事仕事の日常からの現実逃避の内容。

概ね完成に近づいた「中庭枯山水プロジェクト」の進捗をダイジェストで。

 

土間

中庭の水はけ問題からの3度目のチャレンジ。

今回は、少しプロの手を借りて、ベースの排水管&土間工事を依頼。

 

中庭づくり

御影石の縁石と敷石の下に通路を設け、すり鉢状にした中心に排水溝を設置。

これで水が捌けなければ、もう打つ手なし。

テストで水を流すと気持ちの良いくらいに中心に水が集まり、排水溝に吸い込まれていく。

 

枯山水・苔の土台

砂利や石を戻し、石灯篭の土台づくり。

 

足立美術館から学んだ庭づくり

前回、土台丸ごと土を盛ったらダンゴムシとクモの集合住宅と化してしまったが、足立美術館を訪れた時に作庭している様子を観察していると、木炭で土台の嵩上げをしていたのでこれを参考に。確かにこうすれば土は少量でいいし、なんか健康に良さそう。

ということで、もみがら薫炭を敷き詰め、石灯篭の脚を置く部分は重さで崩れないように砂利引きに。

 

来待石丸雪見灯篭の組み立て

もみがら薫炭の上に、苔と相性の良い赤土と保水効果の高いピートモスを混合したものを敷き、灯篭の脚を設置。

 

 

 

来待石の丸雪見灯篭

近所の造園屋さんで見て一目惚れした丸雪見の石灯篭と同じものを、なんとか原産地経由で入手。新品だったので、最初は濃いねずみ色だったが少しづつサビ色に。この笠に苔が着いてくるともっと味が出るのだけど。

この灯篭は、経済産業大臣指定工芸品に認定される、来待石という島根の宍道来待町で採れる砂岩を採掘し、職人が手がけたもの。しかし、現在は来待石も職人も減っているそうで近い将来生産が難しくなるよう。(韓国産・中国産の御影石灯篭とは格が違うんじゃいとのこと。)

 

で、脇のピンクの花は、外庭の隅に埋もれていらサツキを移植。あまり見ない組み合わせだけど、サツキは春は新緑の葉が開き、その後ピンクの花が咲き、秋には紅葉し、冬には枯れて散るというように、意外に四季を楽しめることに気づき、これにした。

 

 

枯山水の中庭

ちなみに、砂利は花崗岩。通常よく使用する御影石は明るすぎ、比較的粒子が大きいのでこのサイズのスペースだと砂紋を引きにくいため急遽変更。

龍安寺と同じ白川砂にしたかったが、川の砂が少なくなってきており、採取禁止とのこと。龍安寺に聞いてみると、新しく白川砂を採れないので、継ぎ足しの他の砂利と混ぜたり、入れ替えたりしながら感じを整えているとのこと。なので、よくホームセンターで販売している白川砂はただの御影石を砕いたもの。(これ許されるの?)

 

そして、周りの玉砂利は雨花石と那智黒を混合。雨花石だけだと暗くなるので、那智黒を混ぜることでモザイクのような?ゴッホの筆のタッチのような?感じで、少し明るくなった。

 

中庭リフォーム

夜明け、朝日、真昼、夕方、夜と表情が変わる。

なかなか良い感じになってきたと思う。

あとはモルタルで階段をつくらなければ。

 

梅雨を抜けたら、七輪で日本酒かな。

 

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